hiki cafe(ヒキカフェ)…渋谷

hiki cafe(ヒキカフェ)…渋谷


hiki cafeがビルの取り壊しにより移転。1年の準備期間を経て、旧店舗からすぐ近くの場所で、今年3月に再スタートを切りました。エントランスの緑が繊細な美しさ。この季節、オープンテラスで飲むビールは天国の味がしますね。

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ヒキという店名は何を意味するのですか、とマネージャーに尋ねたら、琉球や東南アジア一帯の神話に出てくる龍の子どもの名前ですって。龍の子どもは9匹いますが、この子どもには亀のような甲羅がついていて、9匹のなかで最も可愛がられたのだとか。贔屓(ひいき)という言葉はここから生まれたようです。


ヒキカフェのお料理はイタリアンがベースです。シェフは10年ほど前にフィレンツェで修業した経験のある男性。自慢は三浦のとれたて野菜を用いて、季節ごとにさまざまなメニューを展開していること。

その野菜をちょっと見せていただいたら、珍しい品種がたくさん! 写真上の右側の緑色は丸ズッキーニ、ゴボウのように見えるのは黒ニンジン、黄色いのはコリンキーかぼちゃです。コリンキーを極薄スライスして生のままかじると、メロンを思わせる甘さ。

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写真上左: 雑誌の取材のために作っていただいた「冷製ガーデンリゾット カポナータ添え」。夏野菜のおいしさが凝縮されています。

写真上右: ひとりで白ワイン(ドメーヌ・ルイモロー シャブリ06/グラス850円)を飲みながら夕食をいただいたときのもの。最初に注文したのは「ローストチキンとホウレン草のサラダ」(900円/ラージサイズは1300円)。

写真下左(1): 次に注文したのが、手打ちパスタ「海老のトマトクリーム・自家製ストラッチパスタ」(1450円)。ストラッチトと言ったらトルコではお米のプディングのことで、私はイスタンブールでいやというほど食べたのですが、イタリア料理においては1枚のハンカチのように広く薄くのばしたパスタ。それを食べやすい大きさにカットして、お料理に仕立てます。

写真下左(2): デザートにいただいたのは「リコッタチーズのクレープ包み ブルーベリーソース バニラアイス添え」。クレープのほうは甘みゼロでリコッタチーズの味わいを生かし、微量の甘みはバニラアイスが担当していました。スイーツが苦手な男性でも抵抗なく食べられそう。エスプレッソ(450円)とともに。


【メニューの例】 ※定番メニュー以外は、ほぼ毎月変わるそうです。

カプチーノ …\550
ハイネケン(ドラフト)…\650
真タコのカルパッチョ …\850
田舎風キッシュ …\650
地野菜の冷製バーニャカウダ …\650
焼き野菜サンドウィッチ …\1000
シチリアントマトのスパゲッティーニ …\1000
グリルチキンの塩ラグースパゲッティーニ …\1150
仔羊すね肉のトマト煮込み マルサラ風味 …\1850
骨つき鶏もも肉の香草オーブン焼き …\1250
魚介と旬野菜のブイヤベース …\1850

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hiki cafe(ヒキカフェ)
東京都渋谷区宇田川町36-19
【TEL】 03-3770-1345
【OPEN】 11:30~24:00、金土祝前11:30~25:00、日祝11:30~23:00
【CLOSE】 無休