ドミニク・ブシェ トーキョー (銀座 / フレンチ、カフェ、ワインバー) <a href="ht

ドミニク・ブシェ トーキョー
(銀座 / フレンチ、カフェ、ワインバー)


---前提
私の主戦場はイタリアン/和食です。まともなフレンチを食べるのはこれが初めてになります。
CPについてですが,銀座の席料が入っているとはいえ料理は4点中盤に堂々と入ってきます。
飲み物は好みによりけりだと思いますが,ありがちな価格帯ですので「CPは」下がってきます。

---本編
銀座で気になるお店をピックアップしていた際に目に留まった処です。
何しろ評価が四分六位で割れており,どんなお店なのかそれだけで琴線にビシビシ触れてきます。
ただ,明文化は敢えてしませんが分かれているのにはある傾向がある様に思われました。
それが合っているのか,私が伺わせて頂く日にそうでないことを祈りつつも,楽しみにしてました。


さて当日。
マリオンからぽてぽてと東銀座方向へ歩いて来て,程よい距離にあるあづま通りで曲がります。
通り沿いには自己主張する様な看板はなく,左手に慎ましやかにすっと表れる佇まい。という印象。
いつの間にやら合流していた相方は,しれっと「最初からいたよ?」という表情をしてます。。。

階段を下りてカフェフロアを通り,受付後に荷物を預けてレストランフロアへ・・・
ランチに興じている数組,真っ白な空間に飛び込んで行きます。イタリアンにはない雰囲気に圧倒されます。


サーブしてくださったのはホックニー卿に良く似たカッコイイ方です。(ホックニー、ですぐ判る方います?)
お話を伺いながらメニューを決め,苦手なものを除けてもらってお任せコースにします。
出だしのシャンパーニュを頂きながら,パンをほお張って期待値がどんどん膨らんでいきます。

正直,フレンチに足が向かなかったのは今まで持っていた先入観のせいなんですが,,,
これが見事なまでに前菜3品(フォアグラ/かぶ/えび)で覆されていきます!!

シャンパーニュが無くなって来た頃合いで,ホックニー卿がお水を薦めに来て下さいました。
「私は体質的にぶどうで出来たミネラルウォーターを」と伝えると,喜んでと応じて下さいました。
#えびのお皿は前菜というには余りにも存在感があり,素材の良さがワインと相まって素晴らしいです。


シェフの厚東さんに事前に伺わせて頂く日をお伝えしてあったことも良かったのだと思いますが,
前菜でこれですから,メインは推して知るべしです。白旗振って裸足で逃げ出したくなるほどの満足感と幸福感。


ランチタイムは11:30~13:30で設定されていますが,
相方とお茶をしながら話を愉しんでいると時間が経つのなんてあっという間です。。。
本当に至福の時間を過ごさせて頂きました。ここ,迷わずお気に入り登録ですね。使用用途が膨らみます。
#ビジネスランチにも使用できるスペースがありますし,全体の雰囲気からも男性のみの利用でも違和感がありません。

銀座でブラジルコーヒーを楽しむことを銀ブラと呼ぶのなら,ブシェで長々と管を巻いて悠久の時を愉しむことを銀ブシェとでも称しましょうか。。。
また「銀ブシェ」しに来ますな。間違いない!


そういうお店。


---番外
ランチタイムから銀座で飲むなんて粋狂以外の何物でもありません。
しかしながら,プロが真剣に取り組んでいるお料理を愉しむならワインを傍らにしなければ逆に失礼にあたる。と考えます。
お会計面だけを考えるとランチでこれはないだろー。とも思ってしまいそうですが,ランチタイムの頭で入ってお茶まで楽しむつもりならば料理のパフォーマンスを考えて極めて妥当ラインに落ち着いて来るはずです。

http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13159131/dtlrvwlst/6239329/